【高認受験記Part5】やがて届いた試験結果。そして新たな挑戦

00:19

ポツ、ポツ…とリアルタイムに更新していた高認受験記

その後、「ブログを更新しなきゃなぁ…」と思いつつも、
なかなか仕事と日々の生活に精神が手一杯で、
結局、今に至る…(令和5年4月)と。

投げっぱなしも個人的に嫌なので、
その当時の心情を思い出しつつ、続きを書いていこうと思います。




前回の記事の続き。

ずっと自分を嫌いながら、生きてきた自分にとって、
30歳を迎えるにあたり、胸に抱えていたコンプレックスを
少しでも消していこうと、高認受験を決意し、
2日間8教科の試験をこなした。


「30歳迄に」と考えていた自分にとって、
29歳の夏の試験は初の受験ながら、最初で最後の機会であり、
目標達成には、8教科すべてを合格する必要があった。
(……その割に、数学しか本当に勉強しなかったが)


解答速報から、もしかすると「生物基礎」が
足を引っ張た可能性があると、半ば諦めながら、
30回目の誕生日を1週間後に控えた8月31日。



緑の封書が家のポストに届いた。



緑色の封書が届く




恐る恐る封を開けると、



そこには…




高認試験合格通知




合格通知書が入っていた。




その時のツイート



コンプレックスの塊であり、世間の中で自分が一番自分を嫌い、
希死感も常に心の何処かに持ち続けている自分にとって、
こうして目標を立てなんとか達成できたことは、
100嫌いだったが、4か5くらいは自分を褒めてやってもいいかなと
思えた出来事であった。



今回の受験について、記事を書くにあたり言いたかったのは、
自分と同じように年齢も若くなく、高認受験を考えている方がいたら、
是非受けてみてほしい。ということ。


高認試験に限らず、どんな試験にしろ、やりたいことにしろ、
チャンスの機会を伺いながら延ばしていくのは、
得策ではない気がする。



試験の内容は、受験記第1回でも書いた通り、
落とす試験ではなく、”受からせる為の試験”なので、
比較的簡単であるし、合格基準も比較的容易である。

かといって、私のように数学以外ボーっと対策せずに
過ごしてしまうのは、決してオススメはしないが。



さて、高認試験は正式名称
『高等学校卒業程度認定試験』という。


高等学校卒業認定試験 ではない。


つまり、「この人は試験に合格したので、
出来れば高卒の方と同程度に扱ってくださいねー」と
国が証明するだけの試験である。


決して、合格したからといって学歴にはならない



私は今も、中卒(高校中退者)である。




そこで私は、止まらずに次に進むことにした。
9月に30歳という大台を迎えての挑戦である。




【通信制大学編 へ続く!】
いつもご覧下さり、本当に有難うございます。
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【高認受験記Part4】1日目の夜そして、2日目。2日掛かりの試験を終えて…

02:24

ポツ、ポツ…とリアルタイムに更新していた高認受験記

その後、「ブログを更新しなきゃなぁ…」と思いつつも、
なかなか仕事と日々の生活に精神が手一杯で、
結局、今に至る…(令和5年4月)と。

投げっぱなしも個人的に嫌なので、
その当時の心情を思い出しつつ、続きを書いていこうと思います。



前回の記事の続き。

1日目の試験(現代社会、国語、英語、数学、科学と人間生活)を受験し、
最大の懸念点であった数学は、それなりに解けた感触がしたのに対し、
英語はリスニング含め、なんの手応えもなく「やっちまった感」があった。

その夜のTwitterの投稿。



普段、験担ぎする性格では無いが、
(ハン検受験の時も、高校入試の時さえしたことがない)
この時は、ビジネスホテル近くの千葉駅内にあった
”まい泉”のとんかつ弁当を買って、
「試験に、コンプレックスに克つ」と験を担いだ。



2日目に備え験を担ぐ


とはいえ、試験勉強は前回の記事にも書いた通り、
数学以外、一切手を付けていない。

つまり当然、こういうことになる。


さて、翌日。

2泊したホテルをチェックアウトし、
前日とうって変わり、薄曇りの中、
試験会場である千葉大へ出発した。

過去問4冊が入ったバッグは重く、
(試験会場へ持ち込むリュックとは勿論、別)
駅のロッカーにでも入れようか考えたが、
ホテルのフロントの人にお願いして、
アウト後も預かってもらい、試験後に取りに行くこととした。


長時間にわたる試験(特に主要科目5科すべて連続試験)というのは、
自分が既に若くないのだと、おじさんなのだと、
頭の芯の痛みと精神的な疲れに、13年という時の流れと
老いを痛感させるに充分であった。

そして、午後3時半すぎ。
2日目の地理、生物基礎、世界史の試験を終え、
ホテルに預けたバッグを回収して、私の高認試験は終わった。


今回受けた「令和4年第1回」の試験は、会場が
例年の(県北に位置する)佐倉ではなく、千葉であったこと。
利便性も遥かに良く、本当に良かった。
(県南に住む私のところ→電車で2時間→千葉→電車で20分→佐倉)


受験した科目達

問題用紙は持帰り可能なので、自分の解答を
しっかりと問題用紙にも記していて、
帰宅後すぐに有志のサイトで掲載された解答速報で採点してみた。

これがその結果。

高認試験 解答速報による採点結果

地理と国語で凡ミスから、それぞれ1問、2問間違えて、
満点取れなかったところが、学生時代からずっと
自分の詰めの甘さを如実に表している。


最高点は地理Aの95点。
最低点は生物基礎の45点。

まい泉食べた後に、慌てて解いた生物基礎の過去3回の
過去問では、それぞれ75点、78点、73点と取れていたのに、
本番ではこのザマである。


文系科目は正直日本で生まれ一般常識を持っていたら
対策無しでも半分以上は取れると思うが、
やはり理数科目は、対策無しでは少々危ないかもしれない。

1日目夜に感じた英語の「やっちまった感」はどこかへ消え、
生物基礎の「やっちまった感」が鎌首をもたげた。


そして、約1ヶ月の8月31日。
運命の封書が届く…。

高認試験記Part5に続く。
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いよいよ受験を迎えて…【高認受験期Part3】

17:10

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令和4年8月3日。

千葉の辺境地から電車で2時間掛け、
千葉駅近くのビジネスホテルに前乗りし、
ここで2泊しながら、連日の試験に備えることにした。

高認0日目の夜


備えたと言っても、受験勉強時間は数学以外ほぼ0に等しく、
(数学に関しては、この記事でも触れた通り、不忍堂というyoutubeがかなり役立った)
ホテルに持ち込んだ過去問を2回ずつ、やった程度であった。


そして翌日、8月4日。

高認会場へいざ!

それなりに強い雨が折り畳み傘を打ち付ける中、
受験会場である「千葉大学 西千葉キャンパス」へ急いだ。


千葉大学。
それは、20歳ほど離れた従姉が卒業した母校であり、
幼い頃から盆正月と帰省で帰ってくる従姉に会う度に、
「自分もいつかは…」と憧れていた大学である。

…とはいえ、通学時間の長さから第一志望の高校に入らず、
妥協で入った近くの高校。そしてその高校に馴染めず、
五月病から自暴自棄に入り、それまでの優等生だった自分は
親を泣かせて高校を辞めてしまうのだが。



閑話休題。



駅から大学へと続くひとすじの傘の波に、
私もそのひとつとして流れながら、キャンパス内を歩き
やがてひとつの建物に着いた。
特に受付をするわけでもなく、各教科の時間を記した紙が渡された。

試験の教室は7、8クラスあっただろうか。
教室は各時間、受験番号(〇〇○番~〇〇○番)と振られ、
教室内、受験する机も、机左上に〇〇○番というシールが貼られており、
各時間、受験する教室と席を求めて、皆さまよっていた。


翌月、30歳を迎えてしまうアラサーの私は、
試験会場できっと浮くだろう…と前日まで考えていたが、
すれ違う人を観察するに意外にもそんなことはないということに気付いた。

確かに10代、20代前半がパッと見に多かったが、
(どうやら受験し合格した教科を単位認定してくれる高校があるらしい)
私と同じ30代くらいであろう人、間違いなく歳上な40代50代の方、
杖をついたご高齢の方も各時間、同じ教室で受験されていた。


管理職をしていそうなピシッとしたスーツを着た白髪交じりの方が
私の右前の席に受験票を片手に着席し、筆記用具と腕時計を置き
テキストを開いていたのを見た時、

『学びに年齢は関係ない』

『誰しもみんな、コンプレックスは持っている』

陳腐でよく耳にする軽い言葉だと、それまで心のどこかで
あしらっていたこれらの言葉が、電撃のように私の胸を打った。


先に書いた通り、これらの試験を受ける10代の子達は
単位を取る為に拘束されるつまらない試験かもしれないが、
自分を含め、20後半から上で受けたこの人達は皆、
ここを自分の新たな出発点にするんだろうな」と
1教科また1教科と受けながら、試験の合間に思ったのを今でも思い出す。


ちなみに1日目は、
現代社会、国語、英語、数学、科学と人間生活を受験。

午前10時50分から始まった試験は、昼食休憩時間を挟み、
午後5時30分過ぎに終わった。

夕闇迫っても、雨はなおも降り続いていた。


その日、更新したTwitter


最大の懸念点であった数学は、それなりに解けた感触がしたのに対し、
英語はリスニング含め、なんの手応えもなく「やっちまった感」があった。



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